英文法における無生物主語文は、文中の主語が人や動物ではなく、物や抽象的な概念である場合を指します。以下にいくつかの例を挙げます。
- It is raining.
(雨が降っています。)- ここで主語 “It” は雨を指しています。日本語では「雨が」と表現しますが、英語では必ずしもそのように主語が明示されるわけではありません。
- There is a book on the table.
(テーブルの上に本があります。)- この文では、実際の主語は “a book” ですが、主語位置に “There” が来ています。これを「ダミー主語」と呼びます。
- It is important to study.
(勉強することは重要です。)- ここでの主語 “It” は「勉強すること」を指しています。日本語では、主語が「勉強すること」であることが明確ですが、英語では “It” を使って主語を示します。
- It’s difficult to understand.
(理解するのは難しいです。)- 主語 “It” は「理解するの」という行為を指しています。
問題: 空欄を埋めてください。
- __________ is snowing outside.
- __________ seems to be a problem with the computer.
- __________ is important to eat a balanced diet.
- __________ takes time to learn a new language.
解答と解説:
- It is snowing outside.
- 解説:ここでは、雪が降っているという事象を表現しており、雪は無生物であるため、主語として “It” を使います。
- There seems to be a problem with the computer.
- 解説:問題はコンピューターにありそうですが、具体的な主語は明示されていません。このような場合、”There” をダミー主語として使います。
- It is important to eat a balanced diet.
- 解説:バランスの取れた食事をすることが重要ですが、この文では食事そのものが主語として扱われ、そのため “It” を使用します。
- It takes time to learn a new language.
- 解説:新しい言語を学ぶことは時間がかかりますが、主語として “It” を使用しています。
これらの例では、それぞれの文脈において無生物主語がどのように使用されるかを示しています。
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